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レクイエム

モーツアルトの「レクイエム」を聴いてきました。

特別企画で「死と再生」というテーマで、グレゴリオ聖歌、レクイエムからの抜粋、大江健三郎氏の詩の朗読という贅沢なコンサートでした。
読売日本交響楽団の演奏も、控えめで上品なまとまりが感じられて、日曜の午後を優雅に過ごすことができました。

私は、音楽に囲まれて仕事・生活をしているのですが、それでも音楽を聴くという積極的な目的を持ち、思いもうけて着るものを選び、電車に乗り、友人と待ち合わせをし、というすべての行為がほんの少しの非日常へと私を導いてくれます。
日常に起こる些細な争い、怒り、不安、不満などは一時休戦。すべてをゆだねてリラックスして音楽を聴くのは、心のストレッチになります。
私のその日の状態、そしてオーケストラ、合唱団、ソロ歌手の状態、その日の天気などすべてが一期一会の、その日限りの濃密な時間となります。

充電できたので、しばらく頑張れそうです。

芸術の秋から勉学への秋へとさっそうと移動したいものです。(食欲の秋をすっとばして)
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by may-shinkyu | 2006-09-26 17:05 | 音楽

インターネットラジオ

めい鍼灸院ではクラシック音楽をかけています。
昔は、FMラジオをかけていたこともあったり、CDをかけていたりしました。
が、今はインターネットラジオに落ち着いています。

患者さんからこれは何ですか?ときかれます。

インターネットでミネソタ州の公共放送のクラシック専門番組を聴いているのです。

海外のラジオ局の素晴らしいところは、曲ごとに専門性がはっきりしているということです。
ロックならロック、クラシックならクラシック、ジャズはジャズ!!!
リスナーの住み分けがなされているんです。

日本のFMはまだまだここまでいきませんね。

クラシックは私も好きですし、落ち着きます。DJは当然アメリカ人なので英語で話します。オペラがかかることもありますが、イタリア語、ドイツ語がほとんどです。
つまり、音楽以外はきいてもよく分からない、つまり聞き流せるのです。

日本語のラジオだと、ニュースとか天気予報とか、交通渋滞とか色々な情報が入ってきてしまいますから、頭が休まらないんです。
患者さんには何よりもリラックスして治療を受けていただきたいので、なるべく日常の情報の渦から離れていただきたいのです。

何故、ミネソタなのか。
私が、留学していたことがあるから、というだけの理由です。第2の故郷に思いをはせながら、私は東京にいながら、鍼をしています。
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by may-shinkyu | 2006-09-21 11:41 | 音楽

カルミナブラーナ

日曜日に聴きに行って来ました。

オルフの「カルミナブラーナ」は思い出の曲です。
社会人になって始めたサクソフォーンでの初舞台の曲だったからです。

ずっとピアノを弾いていて音楽はすごく身近なものだったのですが、合奏の機会はどうしても限られてしまいます。誰かと連弾をする、誰かの伴奏をするというチャンスもそうたくさんあるわけではありません。もちろん「ラプソディー・イン・ブルー」を弾いたときのような幸運は、道端にころがっているものでもありません。

譜読みが遅い私にとって、一つの曲を弾けるようになるまで、莫大な時間がかかります。社会人になると譜読みの時間とエネルギーを確保することができなくなってしましまっていました。

音楽はやりたい、でも時間がない、というジレンマを解消したのが、「単旋律」の楽器に転向するというものでした。(我ながら安易な発想ですが・・・・)
友人の高校のOBブラスバンドに入れることになり、多くの人のすすめで「簡単」なサクソフォーンを始めることにしたのです。
本当はオーボエが吹きたかったのですが、楽器がとんでもなく高い、リードは自分で作らなくてはならない、という理由で却下にしました。

中古だけど状態のいい楽器に出会えたのもラッキーでした。コンパクトな感じがしっくり手になじんで以来浮気せず一筋に使っています。

そんなわけで、何もわからないまま入れてもらった吹奏楽団で一生懸命練習し、3ヶ月後に初舞台を踏むという暴挙を成し遂げました。それが「カルミナブラーナ」だったのです。

オーケストラの演奏を聴き、感動しました。そして、あの頃は「自分のパートを間違えずに吹く」ということだけが命題でした。
周りの音を聞くこと、調和させること、曲全体の構成を理解すること、なんぞ全く考えていなかった私がいたことを思い出しました。

初舞台からもう10年以上が経ちました。私の音楽に対する愛は深まるばかりです。
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by may-shinkyu | 2006-09-20 14:57 | 音楽

看板

看板ができました。以前のものは、私が手作りしたもので、大風の日に飛ばされてしまっていたのでした。

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デザインをしてくれたのは、知人のイラストレーターさんです。彼女のことについてはもっと詳しくご紹介できるときがくると思います。
イラストレーターさんに字だけ書いてもらうのは心苦しかったのですが、快諾してくれて、こんな素敵な文字を書いてくださいました。

今まで、駅から近いけれど、分かりづらいめい鍼灸院を探し当ててくださった皆さんに感謝!

看板に恥じぬよう、精進いたします。

デジカメの腕もアップさせないとね。
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by may-shinkyu | 2006-09-13 18:24 | 日記

お祭り

先週末は地元の奥沢のお祭りでした。
お神輿が各地区から出て、奥沢神社に集結します。商店街が小さくなっていく中でも、伝統が守られていくのを見るのはいいものです。
地元の商店街の方々の努力の賜物ですね。

私は今年初めて聞いたのですが、深沢高校の和太鼓クラブの演奏がありました。
これがまた、素晴らしかったのです。
30名ほどの高校生が息を合わせて、エネルギッシュな演奏を披露してくれました。

音楽に対して、私はメロディーを重視する傾向にありました。
多様な複雑なリズムについていけない、というコンプレックスもあり、ラップ・ヒップホップ系や現代音楽にはどうもなじめない感じがしていました。

しかし、「天水連」さんのお囃子、和太鼓クラブの演奏に触れてみて、打楽器だけでも、充分に音楽になりえることが分かりました。
色々な表情を持つ音があり、リズムがあり、そして絶妙な間があります。
打楽器は人類最初の楽器で、その音は心臓の鼓動です。

そんなことを考えた週末でした。
お祭りが終わったら、すっかり秋らしくなってきました。
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by may-shinkyu | 2006-09-12 21:46 | 日記

命・迷・めい・名

開業するにあたって、もっとも難産だったのが、鍼灸院の名前でした。

一度決めてしまったら、飽きたから変更しちゃえ!というわけにはいかないからです。

日本人にも外国人にもシンプルで、覚えられやすくて、こっぱずかしくない名前にしようと思っていました。

横文字の名前は、こっぱずかしいのでパス。
苗字の吉川をつけた名前は堅苦しくて、外国人には難しいのでパス。
かといって、名前の明子をつけるのも、いかがなものか・・・・・・
スワヒリ語にするわけにもいかないし・・・・・

結局、名前の明をつかって、めいと読むことにしました。
ひらがなにすることで、小学生にも読める!!

英語ではMay. 5月とか可能性をあらわすことばでもあります。
You may get better, you may not. とちゃかしちゃう時もあります。

鍼灸院はあえて漢字にしました。
鍼灸を針灸としなかったのは、多くの人に鍼灸という文字を広めたかったということもあります。

患者さんの中には、私のことを「めいさん」と呼ぶ方もいらっしゃいます。
新しい名前がひとつ増えたようで嬉しく思っています。
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by may-shinkyu | 2006-09-09 17:38 | 開業までの道のり

開業するまで 2

できることから始めようと思い、知り合いを治療しようとベッドを実家に運びこんだところまではよかったのですが、新たな問題が浮上しました。

実家で、知り合いを治療するだけだから大丈夫だと思っていたのが甘かったのです。
プライバシーが全くないということです。

もちろん治療のスペースはあります。しかし、家の玄関を入り、階段を上がり、家族と共用のお手洗いを使う・・・・
治療される側も、治療する側も、家族も何となく息苦しい感じがするのです。

せめて玄関と階段だけでも別にしようかと考え、近所の工務店に相談に行ったら、外から階段をつけるとなると100万かかると言われてしまいました。がーん。

その時に、工務店の人が、一階の物置に扉をつけてそこを入り口にして、物置を待合室にして、その隣の部屋を治療用のスペースするというアイディアを出してくれました。
すばらしい、発想の転換!!

おりしも、実家では諸事情があり、私の人力が必要とされていました。
そんなタイミングも重なり、母は物置とその隣の部屋を明け渡してくれました。物置に入っていたものが、昔の私の部屋へ移動されました。
トイレをつけて、患者さんと家族が全く顔を合わせずにすむ理想の形ができました。

階段をつけるという計画から一転、自分の鍼灸院がもてることになりました。
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by may-shinkyu | 2006-09-06 10:00 | 開業までの道のり

開業するまで

鍼灸師は独立独歩型の人間が多いような気がします。

よく言えば、ユニークで自立心が強い。
悪く言えば、協調性がない。

この意味では、開業したいと思う鍼灸師は多いはずです。
(学校のデータによると、開業率は卒業生の1割くらいだそうですが)

私もその一人でした。ただ全然急いでなくて、勉強を続けながら経験と実力をつけてから開業したいと思っていました。

当時、E先生のもとで修行をしながら、鍼灸マッサージ院でアルバイトをしていました。
その生活に不満があったわけではありません。

それでも自分で自分の患者さんを診たい、という思いがありました。
誰にも頼らず、患者さんを最初から最後まで治療できるようになりたいという思いもありました。

弟子やアルバイトという立場で勉強できないわけではありません。
ただ、このままいつでもそばに先生がいて、守られた環境の中で治療できるようになっても、来るべき開業の時に、自立できるようになるのかと不安を感じていました。

だったら、開業しなくても、往診や自宅で友人や親戚を治療することから始めよう。
アルバイト先の先生が使わなくなった治療用のベッドを譲ってくださるという幸運にも恵まれて、
実家の昔の部屋にベッドを置き、知り合いを治療することから始めました。
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by may-shinkyu | 2006-09-05 19:12 | 開業までの道のり