カテゴリ:開業までの道のり( 3 )

命・迷・めい・名

開業するにあたって、もっとも難産だったのが、鍼灸院の名前でした。

一度決めてしまったら、飽きたから変更しちゃえ!というわけにはいかないからです。

日本人にも外国人にもシンプルで、覚えられやすくて、こっぱずかしくない名前にしようと思っていました。

横文字の名前は、こっぱずかしいのでパス。
苗字の吉川をつけた名前は堅苦しくて、外国人には難しいのでパス。
かといって、名前の明子をつけるのも、いかがなものか・・・・・・
スワヒリ語にするわけにもいかないし・・・・・

結局、名前の明をつかって、めいと読むことにしました。
ひらがなにすることで、小学生にも読める!!

英語ではMay. 5月とか可能性をあらわすことばでもあります。
You may get better, you may not. とちゃかしちゃう時もあります。

鍼灸院はあえて漢字にしました。
鍼灸を針灸としなかったのは、多くの人に鍼灸という文字を広めたかったということもあります。

患者さんの中には、私のことを「めいさん」と呼ぶ方もいらっしゃいます。
新しい名前がひとつ増えたようで嬉しく思っています。
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by may-shinkyu | 2006-09-09 17:38 | 開業までの道のり

開業するまで 2

できることから始めようと思い、知り合いを治療しようとベッドを実家に運びこんだところまではよかったのですが、新たな問題が浮上しました。

実家で、知り合いを治療するだけだから大丈夫だと思っていたのが甘かったのです。
プライバシーが全くないということです。

もちろん治療のスペースはあります。しかし、家の玄関を入り、階段を上がり、家族と共用のお手洗いを使う・・・・
治療される側も、治療する側も、家族も何となく息苦しい感じがするのです。

せめて玄関と階段だけでも別にしようかと考え、近所の工務店に相談に行ったら、外から階段をつけるとなると100万かかると言われてしまいました。がーん。

その時に、工務店の人が、一階の物置に扉をつけてそこを入り口にして、物置を待合室にして、その隣の部屋を治療用のスペースするというアイディアを出してくれました。
すばらしい、発想の転換!!

おりしも、実家では諸事情があり、私の人力が必要とされていました。
そんなタイミングも重なり、母は物置とその隣の部屋を明け渡してくれました。物置に入っていたものが、昔の私の部屋へ移動されました。
トイレをつけて、患者さんと家族が全く顔を合わせずにすむ理想の形ができました。

階段をつけるという計画から一転、自分の鍼灸院がもてることになりました。
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by may-shinkyu | 2006-09-06 10:00 | 開業までの道のり

開業するまで

鍼灸師は独立独歩型の人間が多いような気がします。

よく言えば、ユニークで自立心が強い。
悪く言えば、協調性がない。

この意味では、開業したいと思う鍼灸師は多いはずです。
(学校のデータによると、開業率は卒業生の1割くらいだそうですが)

私もその一人でした。ただ全然急いでなくて、勉強を続けながら経験と実力をつけてから開業したいと思っていました。

当時、E先生のもとで修行をしながら、鍼灸マッサージ院でアルバイトをしていました。
その生活に不満があったわけではありません。

それでも自分で自分の患者さんを診たい、という思いがありました。
誰にも頼らず、患者さんを最初から最後まで治療できるようになりたいという思いもありました。

弟子やアルバイトという立場で勉強できないわけではありません。
ただ、このままいつでもそばに先生がいて、守られた環境の中で治療できるようになっても、来るべき開業の時に、自立できるようになるのかと不安を感じていました。

だったら、開業しなくても、往診や自宅で友人や親戚を治療することから始めよう。
アルバイト先の先生が使わなくなった治療用のベッドを譲ってくださるという幸運にも恵まれて、
実家の昔の部屋にベッドを置き、知り合いを治療することから始めました。
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by may-shinkyu | 2006-09-05 19:12 | 開業までの道のり