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きゅう

お灸については鍼よりも誤解されている気がします。
「お灸をすえる」というイメージが強すぎるのでしょうか?
お灸を使わない鍼灸師や、ニオイや煙の関係で使えない鍼灸院もあるのでしょう。

私はお灸をよく使います。肌の上で直接燃やさないタイプのものです。ですから熱すぎることもありませんし、やけどをすることもありません。
お灸の種類はこちらをご覧下さい。鍼灸豆知識

お灸は体を温めるものです。体は温められればリラックスします。リラックスできた体は本来の力を取り戻せるのです。そうすれば体はお灸の熱をきっかけとして、お灸の熱を自分の体に適した方法で使えるようになります。熱が多い場合は発散する方向に、冷えている場合は熱を取り込む方向に自然と体は反応してくれます。
熱の効果だけではなく、お灸独特の香りがあります。これがリラックス効果を高めてくれます。
日本のアロマテラピーの原点は、お灸と畳の香りにあるのではないかと勝手に確信しています。

そして、私がお灸を好きなのは、ゆっくりと立ち上っていく煙を見ることなんです。
煙と一緒に辛い症状が患者さんから離れていくというイメージを作ることができるからです。
by may-shinkyu | 2006-10-25 10:05 | 東洋医学


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