弟子入り

それからは定期的に治療に通いました。

腱鞘炎が少し良くなったものの、指にしびれがでたこともありました。
風邪をひいて咳が止まらなくなった時もありました。
演奏会の1週間前には、なんと首がまわらなくなってしまいました。

もし、治療に通っていなかったら、演奏会当日、舞台に立てていなかったかもしれません。
どんなことがあっても私はよりよい状態へ導かれている、という安心感がいつでもありました。

演奏会が終わってからしばらく、アルバイトのかたわら、私は色々な治療院めぐりをしていました。自分はどんな鍼灸師になりたいのだろう。どんな治療体系があるのだろう。
学校で学ぶことがすべてでないと分かった以上、自分で探すしか他に方法がありませんでした。

そしてさんざん彷徨った後、最終的に、E先生に弟子入りさせてくださいとお願いしました。
あの不思議な空間の中で、勉強したいと思ったからでした。
明るくてオープンで、色々な人が行きかう中でも静かな瞬間があり、暖かく包まれるような空間の中に、自分の身を置いて、成長させたいと思う気持ちもありました。

まだ2年生の何も分からない分際でのぶしつけな願いに、E先生は快く応じてくださいました。
週1回、先生の鍼灸院で勉強させていただくことになりました。

秋のことでした。
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by may-shinkyu | 2006-08-02 18:26 | 鍼灸師になるまでの道のり


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